「朝型」「夜型」「無気力」として表れる体温リズム
世の中には「朝型」と「夜型」という2つのタイプの人がいます。体温リズムは、このタイプの差まで明らかにしています。
朝型の人は、朝、早く目が覚め、午前中は調子がいいのです。ところが、午後になると調子が徐々に低下し、夜はすぐに眠くなってしまいます。一方、夜型の人は、朝は寝起きが悪く、午前中は調子が出ません。しかし、午後になると本領を発揮し、夜は遅くまで眠くなりません。
こうした両極端なタイプの人は、そもそも一目の体温リズムが違うことが明らかになっています。朝型の人は、起床後すぐに体温が上昇しますが、夜型の人は、なかなか上昇してくれません。この二つのタイプでは、体温がピークを迎える時間帯も異なります。朝型の人は午後にはピークをつけますが、夜型は夕方にならないとピークは訪れません。体温リズムは、一日の調子の変化を如実に映し出しているのです。
体温リズムからは、睡眠と覚醒についての教訓も読みとれます。無気力な子供たちに蔓延していると言われる低体温は、実はただ単に体温が低いだけでなく、リズムが平坦になっていることが知られています。昼間は深部体温が充分に上がらないので、脳も身体も活動的にはなりません。その一方で、睡眠中は充分に体温が低下していないため、質のよい睡眠もとれていない可能性があります。
睡眠と覚醒のリズムも、それを体温変化に置き換えた体温リズムも、結局のところ、目的は、夜は深く眠り、昼は活発に行動することにあります。夜に深く眠れるほど、昼は脳も身体も高い機能を発揮してくれます。逆に、昼に充分に活動すれば夜は質の高い睡眠をとることができるのです。一言でいえば、昼と夜のメリハリこそが重要だというわけです。「昼はバリバリ、夜はぐっすり!」そんなライフスタイルを目指してください。

