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炭水化物を摂らないと脳は働かない

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光の刺激や人とのふれあいに加えて、25時間の体内時計を24時間の周期に同調させる因子として食事も重要です。

体内リズムを味方につけて、午前中も仕事や勉強の能率を上げるためには、朝食が欠かせません。朝食はエネルギーを補給するだけでなく、胃腸を働かせることによって脳を睡眠モードから活動モードに切り換えてくれます。そこで、ここでは、体内時計を調節する最強の朝食法をご紹介しましょう。

私か朝食にこだわるのには理由があります。以前は、朝食をとったほうがよいのは当然だと考えられていました。ところが最近、一部で、ダイエットのために朝食を抜くことが提唱されています。この影響で、若い女性を中心に朝食をとる努力をしない人が増えてきました。医師の立場からすると、これは実に困った現象です。

朝食を抜くダイェットのなかには、まったく医学的根拠のないものも少なくありません。 

下アゴの関節の付近には、「翼突筋静脈叢」と呼ばれる、血液がたまりやすい部分があります。アゴを動かすと、この静脈叢がポンプのような役割をして、脳から使用済みの血液を心臓に戻してくれます。その分、使用前の新鮮な血液が脳に多く送られるというわけです。

また、食べ物をかむと「コレシストキニン」という脳内ホルモンが増加し、脳の機能を高めてくれます。コレシストキニンは、元々は胆嚢を収縮させる消化管ホルモンとして知られていました。ところが、一部は脳内にも存在し、神経細胞と神経細胞の情報伝達に役立っていることがわかってきました。起床後、早い段階で食べ物をよくかめば、コレシストキニンの働きによって脳が活動モードヘとスムーズに切り換わってくれます。

もし、朝食に流動食しか摂らないなら、是非、ガムをかむことをお勧めします。子供のアゴを発達させるためには硬いものをかむ必要がありますが、脳への血流を増やすだけなら軟らかいものでも変わりありません。要はアゴを上下に動かしさえすればいいだけです。ですから、何も硬いせんべいをかまなくても、軟らかなチューインガムをかむだけで、充分に効果は期待できます。