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睡眠時間を決める遺伝子!?

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「ロングスリーパー」と「ショートスリーパー」の格差を生み出しているメカニズムについては、まだはっきり解明されてはいません。ただし、睡眠の長さに影響を与える遺伝子が、何らかの形で関与しているのは確かでしょう。

実はすでに、ショウジョウバエでは睡眠時間を短くする遺伝子が見つかっています。「シェーカー」と呼ばれる突然変異を起こした遺伝子を持つショウジョウバエは、睡眠時間が極めて短いことが米国・ウィスコンシン大学の研究チームの実験でわかりました。普通のショウジョウバエは9時間から15時間も眠るのですが、この遺伝子を持つハエは、何とその三分の一の時間しか眠りません。それでいて、起きているときの活動は、普通のハエと変わりはありません。ただし、その分、寿命は短くなります。

ショウジョウバエと人間ではあまりに差があるので、ショウジョウバエでの研究成果など何の参考にもならないと感じた方も多いでしょう。しかし、睡眠や記憶のメカニズムに関して、ハエとヒトとは実は意外にもよく似ていることが知られています。ウィスコンシッ大学の研究チームが、あえてショウジョウバエを研究対象に選んだのもこのためです。おそらく、今後は人間でも、「ロングスリーバー遺伝子」や「ショートスリーバー遺伝子」が見つかることでしょう。

いずれにしても、必要な睡眠の長さに個人差があるのは間違いありません。「睡眠時間を3時間に削ったら、ビジネスが上手くいった」「睡眠時間を4時間に切り詰めて勉強したら、志望校に合格できた」……。世間では、こうした短時間睡眠の武勇伝があふれています。

こうした夢のような成功談を知ると、マネしたくなるのが人情です。しかし、こと眠りについては個人差が大きいため、他人の成功経験をそのままマネするのは妥当ではありません。あなた自身にピッタリ合った睡眠時間を見つけ出す努力を惜しんではいけないのです。

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