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ダービンチは3時間、アインシュタインは10時間睡眠だった

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人間の脳にとっては、一日に何時間、眠るのが最も望ましいのでしょうか。これは、脳のコンディションをよい状態に保ち、仕事やプライベートで充実した生活を送るには、是非とも知っておきたいことです。

しかし、残念ながら、万人に当てはまる理想的な睡眠時間は存在しないというのが医学研究の結論です。必要な睡眠時間は、遺伝子のタイプや日中の活動量、年齢、気分の状態、それに性ホルモンの周期などによって異なるからです。他人にとっては最適な睡眠時間であっても、あなたにとって適しているかどうかはわかりません。

世間では、8時間の睡眠が最適だと考えている人が多いようですが、これには何ら科学的な根拠はありません。元々は、一日24時間を3で割ったら8時間になったというだけのことで、きりかいい数字だという以上の意味はないのです。世間に定着した「8時間睡眠」は、実は科学的研究によって導き出された結論ではないのです。

 

ただし、一人ひとりにとって理想的な睡眠時間を平均すると、7時間30分程度になるのは事実です。しかし、だからといって、あなたが7時間30分の睡眠をとればそれでよいというわけではありません。必要な睡眠時間は、一人ひとりによって異なるため、あなたにとって最適な睡眠時間は、それより長いかもしれないし短いかもしれないのです。多様な個性に無理やり平均値を押しつけるのは望ましくありません。

そこで、この章では、あなた自身にとって最も適切な睡眠時間を見つけ出す方法を解説します。「3時間の睡眠で頑張ったら成功した」などという他人の体験談を鵜呑みにするるようですが、彼は4時間ごとに15分間の仮眠をとるという不自然な睡眠法を実践していたので、本来はショートスリーバーではなかったのではないかと考えられています。

もちろん人口の大半は、「ロングスリーバー」でも「ショートスリーバー」でもない、中間グループです。でも、「私は中間派だから、ロン
グズリーバーもショートスリーバーも関係ない」なんて言わないでください。

中間グループのなかでも、比較的長い眠りが必要な人は、やはり「ロングスリーバー」に近い性格である傾向が認められます。反対に、比
較的短い眠りで充分な人は、「ショートスリーバー」に似た性格であることが多いようです。あなたはどちらのタイプに似ているのか、これを機会に自己チェックしてみてはいかがでしょうか。

さらに、同じ個人でも、気分の状態に合わせて、「ロングスリーバー」に似ている時期があったり、「ショートスリーバー」に似ている時期があったりします。具体的にいえば、内向的になり、精神的なストレスがたまりやすいときは、長い睡眠時間が必要になることが多いのです。しかし、まったく同じ人が、時期によっては外交的な性格が表に出てくることもあります。こんなときは、短い睡眠時間でも活発に活動できます。

気分の状態というのは一定ではなく、どなたにも波があるものです。それに合わせて、睡眠のとり方も柔軟に対応すぺきです。特に精神的なストレスを抱え込んでいるときは、意識的に睡眠時間を長くすることをお勤めします。 

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